睡眠はなぜ大事なの？

睡眠は大事ですとよく聞きますが、なぜ大事なのかを考えたことはありますか？

今日は睡眠が私たちの身体にどのような影響を与えているのかをお話していきます。

そもそも人はなぜ眠るのでしょうか？

ラットを用いた断眠実験を行うと、１週間を過ぎたころには、毛が抜け、体温が下がり、やがて感染症を発症して死んでしまいます。

人間の場合すぐに死ぬことはありませんが、十分な睡眠をとらないと、判断力が低下し、体調も悪化します。

睡眠は健康に生きるために欠かせないものです。

特に大きな仕事をご紹介いたします。

【　睡眠の仕事つ　】

①脳をしっかり休ませ、身体をメンテナンスする。

かつては「睡眠＝単なる休息」と考えられてきました。しかし、脳活動が活発なレム睡眠は「完全な電源オフ」ではないのです。

レム睡眠時の脳波は覚醒時の脳波に近く、活発に活動しているため、あらゆることに対してのメンテナンスを行っている状態です。

つまり、脳をしっかり休めるためにはより深い「ノンレム睡眠」が必要になってきます。

②自律神経やホルモンバランスを整える。

自律神経は、心臓をはじめとする内臓の働きや体温、代謝などの調整を２４時間休むことなく行っています。

健康な状態であれば、日中は活動モードの交感神経が優位になり、食後や睡眠中はリラックスモードの副交感神経が優位と自然に切り替わります。

ところが、現代人のライフスタイルは、緊張やストレスから交感神経優位の状態が続きがちで、脳も身体も疲れやすくなっています。

睡眠は、活発な状態の交感神経を弱めて、副交感神経を優位にする役割を担っているので、その機能をうまく生かすためにも睡眠は必要です。

睡眠はホルモンバランスとの関係も密接です。

入眠直後の深いノンレム睡眠で分泌が活発になる、成長ホルモン（代謝や身体の成長を促進する）

入眠直後から分泌が始まり、睡眠の後半に増加する、プロラクチン（生殖や母性行動にかかわる）

正しい睡眠が正しいホルモンバランスを導くのです。

成長ホルモンが出ないと、、、

• コレステロールが増える
• 骨が弱くなり、折れやすくなる。
• 筋肉量が減る。
• 体力が落ちる。
• 肌が荒れる。

　　　　　　　などの健康リスクが高まります。　

③記憶を整理して定着させる。

脳には日々膨大な量の情報が入ってきます。すべて記憶することは不可能なので、覚えておくことと忘れることを区別して、

必要と判断した情報のみを「記憶」として残します。

・レム睡眠　→　記憶した情報の紐づけ・整理。嫌な記憶の消去。

・浅いノンレム睡眠　→　自転車の乗り方やスポーツ技術の習得など体で覚える記憶（手続き記憶）の定着。

・深いノンレム睡眠　→　新しい記憶の定着。嫌な記憶の消去。

このように、記憶の整理と定着には、睡眠すべての段階が必要なのです。

試験勉強やスポーツの練習の後は、特にしっかり眠って、脳の持つ記憶の働きを助けましょう！

今回は３つご紹介しましたが、睡眠の仕事は他にもいくつかございます。

睡眠不足で自律神経が乱れたり、身体のメンテナンスが出来ない状態が続くと肩こりや頭痛など様々な不調が表れます。

「ZERO整体」は、患者様のお悩みを聞いた上で、検査を行い、一人一人に合わせた整体を行いますので、お身体の不調でお困りでしたら一度ご相談ください！

ゼロスポ鍼灸整骨院篠崎　西葛西