産後うつとは、産後の女性によく見られるうつ症状のことです。

出産を経たことによる体内のホルモンバランスの変化、そして出産後の周囲の環境の変化を原因とし、ストレスやプレッシャーが多く重なって引き起こされます。

育児へのプレッシャーや不安などがストレスになって発症するもので、うつ病の一種と考えられています。一時的な産後ブルーなどではなく、人によっては非常に長引く可能性もあります。

以下は産後うつのそれぞれの原因です。

・ ホルモンバランスの変化

妊娠中に多く分泌されていた女性ホルモンが出産後には激減してしまいます。加えて、出産後には母乳の出を促進する別のホルモン分泌が激増するため、これらのホルモンバランスの乱れによって自律神経に悪影響が生じ、様々な不調を引き起こしてしまいます。

 ・育児疲れ、睡眠不足

育児をするのだから疲れるのは当たり前、と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、育児で体に溜まる疲労は馬鹿にできません。

さらに、十分な休息の時間を取らない限りはその疲労が体内に蓄積され続けていくため、心身が耐えられなくなってしまいます。

特に産後の母親は、何かとデリケートな赤ちゃんに対して常に細心の注意を払わなければならない立場です。夫など他の家族の手助けがあったとしても、どうしても疲労は溜まってしまうものです。

当院では西洋医学と東洋医学を合体させた画期的なアプローチ法で、産後うつの根本的な改善を目指します。

一つはお灸を用いた施術を行います。体を温めるとリラックス効果を得ることができるほか、その効果による自律神経の安定や、血流の改善などが期待できます。

さらに出産を経て歪みが生じてしまった骨盤の位置、下にずれてしまった内臓の位置を戻し、体を正常な状態にすることでホルモンバランスの調子を整えます。

産後うつでお悩みの方は、ぜひお気軽に当院までご相談ください。